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特定非営利活動法人日本ガルテン協会報 N.P.O. Japan Gardening Association 目 次 1. 例会報告 2. チェコ ラーズニェ市(ヤン・レツル氏ゆかり)記念公園に作庭参加 3. ウィーン市 原田榮進会長へ勲章授与の決定 4. 韓国 王仁博士碑前の日本庭園「神仙・太極庭苑」その後 5. チェコ ぺトリ博士とのチェコ語による共著出版 6. 林田スマと学ぶ福岡講演会「日本庭園について」 7. RKBラジオ放送「日本庭園の見方」 8. 北九州・小倉城庭園について講演 9. 箱根 富士屋ホテル・菊華荘 10. ピルゼン市博物館へ匡左彫り漆器寄贈 11. オランダ 遠州流茶庭プロジェクトの中止 12. 会員お便り・お知らせ 13. 訃報 例会報告 2006年6月17日(土)18時〜20時 学士会館で例会を開催した。司会は原田一生。 HB研時代から好評であった他者紹介方式で、隣り合わせた人を食事の間に親しく話しかけて伺い、紹介する。自己紹介ならぬ他者紹介をする。それぞれ仕事や関心事などを短い間で聞き出し、皆さんに紹介するので、双方のお人柄も表れる。何にも増して、どの人も絶えず笑顔、笑顔の楽しい雰囲気となった。 (敬称略) ■参加者 宮内勇三朗、中田健二 吉田一成、岸本平晃 原田京子、戸田芳樹 大野敏雄、森信義 小嶋三穂子、今沢志激 近藤則子、藤原寿美子 佐藤穣、多美子夫妻 山川雅弘、金榮愛 原田麻衣子、山田貴恵 篠崎政二、速川加保里 司会者 原田一生 (順不同、敬称略) 学士会館の大きなゆったりした室で、源氏香のご寄付事業に参加された、小嶋三穂子氏、村主京子氏、原田美佳氏、浅野秀樹氏(欠席)、李瑛子氏(韓国で受領)、そして、中田健二理事、宮内勇三朗理事、岸本平晃氏に、螺鈿(らでん)造りの額入りの表彰状が霊岩市から贈られたので授与式を行なった。 中田健二理事、宮内勇三朗理事、原田美佳氏、 村主京子氏、原田榮進会長、小嶋三穂子氏 次に、岸本氏より霊岩の「神仙・太極の庭」作庭の状況について具体的なお話。雨の中での大きな石の移動や習慣の違う人たちとの作業の大変さと親しくなった後は、人類皆家族といった一層よい関係となった、という体験者ならではのお話があり、皆さん大きくうなずかれていた。 チェコ ラーズニエ市のヤン・レツル記念公園 ヤン・レツル氏ゆかりのラーズニエにおいて、新たに公園が作られる計画があり、その一角に日本庭園風のスペースのデザインを依頼されている。 <ラーズニエ市長よりのレター> ウィーン市より勲章授与の連絡 6月、ウィーン市の勲章部門より、ブロンズメダルの授与の承認が市議会で得られた為、勲章の授与が決定した旨、ウィーン市長より、下記のようなレターが届いた。 韓国「神仙・太極庭苑」その後 霊岩では7月から新郡守「金逸太(キム・イルテ)」(知事)になり、新しい体制の中で文化観光課も新たな体制が組まれているが、庭はきちんと管理され、芝生も生え、青々としているとのことです。 なお、現地では、4月11日19:05〜20:00にKBCでテレビ放映された番組はインターネットでも見られるようになっていたそうです。HPはwww.ikbc.co.kr 題名は「霊岩村に報恩で...」で始まるものです。現地での再放送は4月15日(土)14:05〜14:50もありました。 霊岩郡文化観光課の生方文代さんがご連絡くださいました。 チェコ共和国 ペトリ博士と日本庭園の本出版へ かねてより、チェコ共和国のペトリ博士より、日本庭園に関する本の共著・出版を依頼されており、その原稿がほぼ出来上がった。日本庭園について、時代毎の解説、また、新たに作った庭の紹介は、A4版で130頁に及んだ。 今後、日本人向けに更に詳しい解説書に書き直したものも準備する予定。乞うご期待! 林田スマと学ぶ「日本の歴史と文化」で 原田榮進会長講演「日本の庭」日本人の願いを庭園に現したイメージワールド 人気フリーアナウンサーの林田スマと学ぶ「日本の歴史と文化」シリーズで、「日本の庭-日本人の願いを庭園に現したイメージワールド」と題して、原田榮進会長が福岡にて講演した。 2006年5月25日 主催(財)西日本文化協会 共催 西日本文化サークル 会場 アクロス福岡円形ホール また、RKB・ラジオ放送局でも林田スマさんの司会で、「日本庭園の見方」を話をしました。 (2006年5/29日放送) <福岡の名園> 福岡には、名園がいくつもある。神宮皇后を祀る宮地獄(みやじたけ)、香椎宮(かしいぐう)の勾玉様式庭園、太宰府天満宮の3橋反橋や曲水の庭をはじめ、雪舟作といわれる旧亀石坊庭園、黒田藩主継高公の友泉亭、博多塀に囲まれた楽水園、重森三玲作の枯山水など枚挙にいとまがない。 大濠公園福岡市民の憩いの場所になっている 「大濠公園」についても解説した。 大濠公園は、中国杭州の西湖庭園を模して四分の一で作られた周囲2000mの美しい公園である。 大濠公園は先ず、城主黒田如水が築城し、不落の城といわれた石垣とその木々の間から現れる東の月の出を、観月橋から観る。月が昇り油山を背景にした昇天の月が大濠の水面に映え、やがて西の愛宕山へと残月が消えてゆく。 月を眺めながらそぞろ歩きをする中島は、本田静六氏が命名された、柳島、松島、菖蒲島には、松月橋、茶村橋、皐橋が架けられ、濠の中には不老長寿のシンボルである神仙島(蓬莱島)が浮かび、魚が楽しく泳ぐ姿を、観月橋から眺められる。 このような景色と借景の中にある、月の出から西の空へ消えてゆくまでの美しい月を一晩中眺めるためにつくられた大濠公園である。 元大阪芸大学長中根金作先生の大濠公園日本庭園は、拝石、布落の滝、渓流に青石の二本橋と大瀑布、群植された黒松や築山に加え枯山水庭など、集大成された教科書的日本庭園である。 (=中根教授が作庭したウィーンのオーバーラー日本庭園、中島健農大名誉教授のウィーン市19区の日本庭園、日本ガルテン協会作庭のシェーンブルン宮殿内日本庭園が、ウィーンの3大日本庭園とされている)。 北九州市小倉城庭園での講演 2006年5月29日 小笠原流の礼儀作法で有名な城主の別邸として作られた北九州市小倉区にある小倉城庭園は、1997年書院造り池泉回遊式観賞庭園として再現され、当日はライトアップされた美しい書院と庭園を眺めながらの講演であった。 小倉城池泉回遊式鑑賞庭園 書院は広縁から庭園の全景が見渡せる懸造り(かけつくり=高い位置の張り出した造り)で右手斜面からの出島への橋架け、中島は平坦な造りで築山がないために広々とした庭に感じられ、書院と庭とのバランスが良いため、前面の池も広々と見える。 中島の左先には水面下に長石が沈んで見えるが、これは外濠となる紫川の水の水位と同じ水量を示すようにされている。 書院を支える石垣は、野積(自然石を積み上げる)の素朴で見事な造作で、美しい。 唐造りの天守閣は4階に屋根がなく、5階の大屋根は特長的な造りで周囲の風景ともマッチし、ライトプアップされた天守閣と書院造りの小倉城庭園の夜景はいつまでも見惚れる美しい景色であった。 箱根 富士屋ホテル・菊華荘 明治時代に外国人も泊まれるリゾートホテルとして創業した富士屋ホテルには、ヘレン・ケラー、チャップリン、オランダ国王、そして美智子妃ご家族・・・と錚々たる宿泊者が名前を連ねられている。その中に、ヤン・レツルの名前もある。 和風建築と洋風建築の融合された富士屋ホテルの建築様式は、レツルの目指した日本とヨーロッパの調和が具現化されたものであった。レツルは、1910年、年末を富士屋ホテルで過ごし、その後1913年、松島パークホテルを設計した。松島パークホテルには、富士屋ホテルの影響が色濃く出ている。 松島パークホテルの実績を買われて、広島へ転任した寺田裕之知事に、依頼され、後の原爆ドームとなる、広島物産陳列館を設計することになったのである。1915年に竣工した。 菊華荘庭園 現在、富士屋ホテルの別館となっている、菊華荘は、明治28年皇室の御用邸として建てられた。その後、昭和9年に高松宮様の別邸となっていたものである。イタリアン、中華等も取り入れた懐石料理の美味しさもさることながら、その庭園はさすがに天皇家の庭と感嘆する、しっとりとした池泉回遊式の庭園であった。 チェコ 西ボヘミア博物館へ匡左彫り漆器寄贈 鎌倉・匡左彫りを日本ガルテン協会を通して西ボヘミア博物館・西ボヘミア大学等へ寄贈すべく準備を進めて来たが、一度西ボヘミア博物館において一括して受け取り、保管して頂くことになった。受領に当っても、財産となる為、議会の承認、また、免税措置、輸送手配など、価値ある文化財であるだけに、様々な煩雑な手続きを経て、やっと日本を出て、9月にチェコへ到着の運びとなった。 匡左氏の遺志通り、博物館で多くの人に鑑賞される日が楽しみである。 オランダ 国立民族学博物館遠州流茶庭作庭計画の中止 本プロジェクトについては、何度もオランダも訪問し、構想も固まり、皆様との旅行の計画まで立て始めておりましたが、2006年7月、遠州流御家元がオランダへ訪問するのに合わせ、徹夜で作業を進めていたところ、突然、取り敢えず遠州流茶道宗家より中止の連絡がありました。 遠州流でお茶室を造り、その茶庭を計画しておりましたが、お茶室を含めたプロジェクト自体が流れてしまったとのことで、残念なことになってしまいました。 9月8日に家元が私自身も大変残念に思っていると正式にお詫びに来られた。 お 便 り ★サッセ・京子様(ウィーン)ご無沙汰しておりますが、皆様お元気のことと存じます。ウィーンは6月に入っても暖房をいれるという天候です。貴恵さんにお送りしたこの5月チェコ・ピルゼンの庭園を訪れた時の写真、ご覧いただけましたか。すばらしいお庭で貴方様の作庭の心がとてもよく伝わり、改めてDVDを拝見して楽しんでおります。オランダのオープニングはお決まりですか。 ★笹井博・淳子様…きな臭いニュースがとび交い、治安のよいはずの日本もいやな事件ばかり耳にします。原田様には、国際平和に貢献され、ご多忙の中に立派なお仕事にご多忙な日々、どうぞお身体大切になさって下さい。 ★福島一雄様…日本庭園は好きで、都内の庭園にはまいりますが、原田さんのご理想の日本庭園の世界進出のお手伝いする余裕がなく申し訳なく思っております。 ★鞄ソ永こいのぼり 徳永深二様…今後共、末永いお付き合いを頂きますようお願いし、書面にてお礼申しあげます。 ★村主京子様(村主匡左記念館)…いろいろとお世話になります。第4回初夏・仏像展〜祈り〜を5月28日から6月25日まで開催しました。今後共よろしくお願いいたします。 ★中田健二様…暑い日々御体調は如何でしょうかおたずねいたします。その後、オランダのプロジェクトはどうなったか気になっています。多少の形を変えても実現できますよう、朗報をお待ちしております。 ★小池喜代様…韓国の庭園も立派に完成されましたこと本当におめでとうございます。今回は協力できませんでしたが、来年のオランダ庭園のオープン楽しみにしております。 ★浅野秀樹様…北欧に行ってきました。物価が高いのに驚きました。バルチック艦隊が通ったという海峡も見て来ました。 ★速川加保里様…韓国霊岩に「神仙太極庭園」の御完成、誠にお目出とうございます。オーストリア、チェコに続き、四つ目に韓国でのご作庭、難しい御仕事を次々と完成させられるお力に頭の下がる思いがいたします。これこそが、本当の文化交流で、相手を思いやり、尊敬し合い、そして出来た絆が世界平和につながってゆくのではないでしょうか。原田会長、そして御家族をおしたいいする沢山のご協力者方の団結は、はたで見ていても素晴らしいといつも感じております。 来年はオランダのライデン、遠州流日本庭園とうかがっております。完成の暁には是非御祝いにうかがいたいと思っておりますので、参加させて下さいませ。 十日程前にトルコのイスタンブール・ウィクダラで日本の映像と共にお茶を披露してまいりました。そして現地の方々と深く深く交わってまいりました。 ★吉田和枝様…26日は学校の役員会議がありますが、27日小倉城へは主人と参加したいと楽しみにしております。 ★平山健雄様(横浜マイスター)…平山健雄によるスライド映写会「ヨーロッパのステンドグラスを訪ねて」この秋の開催ができました。 ★本間麗子様…お変わりなくご活躍の御事とお慶び申しあげます。いろいろとさわがしい世相の中、本年も半年が過ぎましたが、どうか平和な日々を積んで参れますよう祈ります。 ★水谷隆夫様…いつもお元気なお便りを楽しく拝見しています。ご活躍をお祈りします。 ★田中熊一様…今春オープンした、松山ロープウエイ街で観光客相手に似顔を画いています。四国日・オーストリア協会を主宰。いつも会報をお送りいただき感謝しています。又、お目にかかる日を楽しみにしています。 お知らせ ‐外務省 鹿取克章外務報道官が駐イスラエル特命全権大使として赴任されます。 訃報 帯広市在住の陶芸家北川祥山氏(76歳)が5月24日逝去された。 壺に落ちる水滴の反響音を陶芸作品にして「壺中琴」を考案され、演奏会が帯広のホテルの庭で行なわれ、会長夫妻がご招待され見学に行った。水琴窟と同じような音色であるが、どこへでも設置可能なところが大きな発明であった。 日本ガルテン協会を通じて、チェコ・西ボヘミア博物館、国立西ボヘミア大学、オーストリア・ウィーン大学日本学研究所の3ケ所に寄贈され、2004年6月12日のチェコ・ピルゼン市の「翔和苑」開園式への旅行に参加され、病を押してご夫妻で参加された。美智恵夫人からこの度ご丁寧な便りを頂いた。 寄付者一覧 30万円 5万円 小嶋美穂子・博様 浅野 マキ様 浅野 秀樹様 村主 京子様 3万円 李 瑛 子様 中田 健二様 高木二郎氏 荒井 美法様 10万円 1万円 竹山 正憲様 今泉 重敏様 7万円 宮内 勇三朗様 9千円 4千円 太田 顕 様 小貫 和子様 金田 勝次様 呉 文子様 本間 麗子様 長田眞理子様 速川加保里様 宮原 毅 様 畝本 昌介様 森 信義様 吉田 一成様 吉田 和枝様 難波 正孝様 山口 宗秋様 御簾納福三郎 特定非営利活動法人 日本ガルテン協会では会員や寄付を受付けております。郵便振替00170-6-23008「日本ガルテン協会」宛 (会費はお1人、1,000円以上を上記へお振込み下さい。) *会員の皆様のご意見や近況などをどしどしお寄せ下さい。 第22号 2006年9月15日発行 発行:日本ガルテン協会 発行人:原田榮進 〒151-0073東京都渋谷区笹塚3-20-4 101 T:03-3377-9819 F:03-3377-9810 eishin-garten@msi.biglobe.ne.jp 郵便振替:00170-6-23008 |
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小倉城(北九州市小倉北区)
小倉城跡の外郭部で江戸時代初期の小倉城櫓(やぐら)台跡が発見された。 城の北西端にある溜池口(ためいけぐち)門の警護施設と思われ、二層櫓だったと思われるという。[毎日新聞] ...続きを見る |
☆★☆★☆ 〜 古今チップス 〜 ☆★☆... 2006/09/17 17:33 |
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